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学外の放射光施設で有機結晶の構造評価を行いました

2024.11.1
お知らせ
当研究室では、液晶分子の秩序性を活用して、有機半導体の分子を規則的に並べる研究に取り組んでいます。
このテーマを担当する当研究室の修士学生2名と柴田先生が、作製した有機半導体の結晶構造評価を行うため、
大型放射光施設SPring-8(兵庫県佐用町)に行ってきました。
SPring-8では、電磁石で電子を光の速さまで加速させ、超高輝度な光(放射光)を発生させる巨大な加速器と、 放射光を使って実験を行う多数のビームラインがあり、世界最高クラスの放射光施設として知られています。
誰でもすぐに立ち入れる場所ではないことから、学生は貴重な経験になったのではないかと思います。

ビームラインの実験責任者から、実験の概要や装置の使い方に関するレクチャーを受けます。
今回は、X線の散乱パターンを2次元検出器で捉える"2D-GIXD"と呼ばれる手法で実験をしてきました。



↑当研究室の学生も、細心の注意を払いながら自らハッチや装置を操作して、測定を行いました!

↑液晶中で成長させた有機半導体結晶の2次元パターンはこのような画像です。
得られた画像のパターンから、結晶面の方向や分子の並び方に関する情報を読み取っていきます。


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