私は子供の頃、当時で言う「ラジオ少年」で、電気に関係のありそうなあらゆることに興味がありました。
自転車で1時間ほどのところに建っている電器屋さんの店頭に陳列されているパソコン（田舎では当時珍しかった）に、持参したBASIC言語のプログラムを打ち込んでカセットテープで持ち帰ったり、アマチュア無線の通信機を自作したりして楽しんでいました。
大学生の時に「子供達の眼が悪くならないように綺麗なディスプレイを実現したい」という教授の話で液晶ディスプレイ研究室に飛び込みました。液晶の研究を進めるうちに、有機電子デバイスの可能性の虜になりました。
人間も物質としてみれば有機物です。コンピュータと人間がもっと直接的にやり取りする時代は直ぐそこです。
是非一緒に楽しみながら研究を行いたいと思います。